ボンジュール。旅人まりーしゃです。私はバックパックひとつで世界を旅する身長152cmのミニマム女子。これまでに125カ国を周り、旅のコラムを書きながら日々のハイボールを楽しみに生きてます。えへ。
さて、今回も「theANko」をお供に「妄想旅」をお届けしたいと思います。舞台は、憧れの島ニューカレドニアです。
「レッツ theANko トラベル!」
私の子供の頃からの夢のひとつに、「天国に一番近い島」に行くというものがあった。
たしか親から聞いた話だったであろうが、そのパワーフレーズは子供心を鷲掴み、大人になった今も頭の片隅にずっと残っていた。
だから、「世界一周をする」という選択をした私が行かないわけがないよね、ニューカレドニア。
バックパッカーの身分には不相応かも知れないリゾート地だけど、「ここはちょっと予算オーバーしよう」と鼻息荒く入島した。
ニューカレドニアはフランスの海外領土。
玄関口となるヌメアには、意外にも旅人の泊まれる格安ホステルがあった。(助かった…)
朝食を食べに出かけると、「ボンジュール、クロワッサン、シルヴプレ!」なんて言っちゃてる自分がこそばゆい。
ついにやってきたニューカレドニアであるが、「さてはて、そして天国は何処?」
私の思い描いていた「天国」はそこにはなかった。
なので、さらに離島へ足を伸ばし、イルデパン島へ飛んだ。
すると、
「はぅあっ…!」
椰子の間から海の姿を確認した時、その青の美しさに思わず息を飲んだ…!そして妄想が始まった。
「はー、息が止まるかと思った。てゆうか、息が止まったわ。え、もしかしてここ天国?」
そう、そこはまさしく天国であった。
白砂は柔らかく、海に入ると自然に涙がこぼれ落ちるという不思議な感覚。
太陽が沈み、肌がふやけるまで私は海から動かなかった。
天国の夕飯には、この島でしか獲れないという名物料理が出された。
「イルデパンのエスカルゴ」
それは、少し細長目の巻貝のような形をしたものだった。
ガーリックバターの味付けと、ブリブリと弾力があり、歯応えがたまらない。
島の自然食材はシンプルに美味しかったが、私はもっと美味しくなる方法を知っている。
「ジャーン!飲むあんこ『theANko』イン・ヘブン!」
天国で完全に有頂天の私は、自ら用意した『theANko』を、エスカルゴに塗り塗り。
ここでしか食べれない食材にあんこの甘みが加わり、新食感の島スイーツ完成!
「うんま〜!泳ぎ疲れた体にも染みる!夢も叶ったし、もう死んでもいい〜!」
もはや天国と天国の間を行き来する私。
そこへエンジェルが登場した。
「メルシー!これお会計です!」
「へ?」
か、神様、ヘルプ!!!!
そこはやっぱりリゾートアイランド価格。
天国で神に泣きつく旅人であった。
(もはや妄想ではなく、現実っ!ぴえん!)
旅人まりーしゃ(Instagram) バックパッカーで旅を続けるコラムニスト。渡航国の数は125カ国。週刊プレイボーイのニュースサイトで6年にわたり旅のコラムを連載。Sサイズモデルとしても活躍。