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theanko アスリート インタビュー

「スパルタンレース」と今田猶紀さんとtheANko

theANkoがサポートするアスリートのひとり、今田猶紀(いまだ・なおき)さんをご紹介します。「スパルタンレース」という競技に取り組んでいる選手です。

ースパルタンレースとはなんですか?

2017年からアメリカで始まりました。僕は参加を始めて2年になります。かんたんに言えば主に3つの距離からなる障害物レースのことで、距離によって障害物の数も変わります。

・スプリント(5km)、障害物数は20個前後。
・スーパー(10km)、障害物数は25個前後。
・ビースト(21km)、障害物数は30個前後。

レースは色々な国、地形、天候で行われており、完璧な状況で走行できることはあまりありません。世界中で年に130レースほどが行われます。

ーこれまでどんなレースに参加しましたか?

2018年には、米国カリフォルニアで開催された、世界大会に出場することができました。標高2,000m以上、気温は10度以下であり、コースの途中では泳がなければなりませんでした。水温は5度前後だったと記憶しています。

2019年には、再度米国で開催された世界大会に出場することができましたが、このときの状況は今思い出しても悲惨でした。2018年度のものと比較しても気温は-8度以上下がっていたため、スタート時間が午前09:00から午前11:00になりました。それでも気温&水温は2度前後。山頂付近では、横殴りの風が吹いていて、水泳後の体は一気に冷やされます。無事にゴールはできたものの、満足のいくものではなかったです。

世界大会から2ヶ月後にはスウェーデンのオーレで24時間耐久レースが行われました。一周8kmのコースで、獲得標高数(スタートからゴールまでの累積標高差のこと。)は400m、障害物数は20個。
気温は日中は-15度、日没後は-20度前後です。積雪は膝ぐらいあり、勿論整備はされていない山を24時間走り抜く。勝者は、誰が一番距離を走れたかで決まります。

僕個人の記録は、6周(48km)で獲得標高数は2,400m、こなした障害物数は120個以上。ちなみに一位の選手はカナダ人で、16周(128km)で獲得標高数は6,400m、こなした障害物数は320個。

ー聞くだけで過酷さに身震いしますが、特に印象に残ったことはありますか?

このレースからは学ぶものが非常に多く、他の競技では感じられることのない恐怖心、不安感等を感じます。やっていくうちに、恐怖心&不安感は特に暗闇からくるのだとわかりました。
11月のスウェーデンの日照時間は5時間前後で、残りの19時間前後は暗闇です。コース上では簡易蛍光灯が50m間隔で設置されているだけで、麓の街以外の山では自分のヘッドライトとその蛍光灯だけでコースを読み取っていく必要があります。

ー恐怖心への対処法は?

暗闇と同時に、空腹感は不安感を増幅します。耐久レースではいかに速く走れるかよりも、何をどのタイミングで胃袋に押し込むかが大切となるのです。
その食べるものもやはり現地のものではなく、普段食べ慣れているものがのぞましいです。日本語がパッケージに書かれているだけでも暗闇&空腹感からくる恐怖心&不安感は安らぐような気がしました

ーtheANkoを試してみていかがですか。

空腹に対して速攻性があり、安心感のあるエネルギー源を探しているところで、このtheANkoに出会いました。現在は自分のトレーニング(ジム内でのトレーニング時&山でのトレーニング時)でも実験をしています。
普段は、22.5kmのピストン(同じコースを行って、帰ってくる)を主に走っていますが、折返し地点からの空腹感が強く、コース後半部分は身体の内側からのエネルギー切れ状態になっていました。それによってペースが落ちていたことが悩みの一つでしたが、theANkoを折返し地点で摂取するとその空腹感が改善され、トレーニング後の疲労感は少なくなったような感じがあります。

「障害物競走」と聞いたときはトラック内のハードルを飛び越えるイメージしかありませんでしたが、今田さんの参加する競技は速さ、力、持久力、耐久力、そして寒さなどの環境への対応力などあらゆる人間の能力を駆使して行うレースでした。
過酷な状況下でも栄養補給しやすく、素早くエネルギーになり、海外遠征で心の支えにもなる「theANko」。
これからも今田さんを応援します。

【2020年今田さん参加予定レース】
4/26(日)台湾レース(東アジア)
5/30(土)香港レース(東アジア)
7/11(土)韓国レース(東アジア)
9/26(土)アメリカレース(北アメリカ大会)
10/24(土)フィリピンレース(APAC)
12/05(土)UAE(世界大会)
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